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リング上に、堀野が立っている。

 

堀野はこれから始まる試合に備え、黙々とアップを行っている。

交互に足踏みを行って、たまにポンポンと跳ね、人の好さそうな丸顔の頬を

手でパチパチと叩いている。

 

対戦相手は竹下。ついこの間、堀野との69戦で堀野を放出に追い込んだ男だ。

レスラーらしくがっちりと固太りで、いつもは黒縁の眼鏡が似合う実直な男だ。

もちろん今は眼鏡をかけていない。

四角い輪郭の顔立ちに、眼鏡を取るとするどく細い目が怖い印象を与えるが、

特に相手を威圧することもなく黙々とアップを行っている。

竹下も、前回は堀野に圧勝しているが、その後堀野が様々な試合を経て、

格段に力をつけているのを知っている。

俺が堀野にKO負けした試合も、確か見ていたはずだ。

 

そんな中で、このリベンジマッチ。

堀野を気に掛けていないように振る舞っているが、それを否定するかのように

股間のケツ割れがパツパツにふくらみ、でかい中身が強く硬直していることを示している。

 

今日は互いに合わせたのか、堀野も白いケツ割れを履いている。

最近はレギュラー選手の中にもケツ割れを好む者が増えている。

競パンと違って履きやすく、中のものが顔を出すのを気にする必要もない。

堀野の男根もするどく勃起し、ケツ割れのゴムを浮かせている。

互いに真剣勝負、何か思うところがあるのだろう。

  

今日のレフェリーも門馬だ。最近はずっとレフェリーを務めている。

自分の試合の時はオーナーや他の選手にレフェリーを任せるが、

それ以外は進んでレフェリー用の赤競パンに足を通し、すすんでリングに上がる。

こういうことが、根っから好きなのだろう。

 

そんな門馬の指示で、二人がケツ割れを一気に下ろす。

二人の太い肉棒が股間でブルンと跳ね、鎌首をもたげて一気に立ち上がる。

おおおー、と声が漏れる。二人とも臨戦態勢、でかいものが鋭角に硬直している。

 

モノが揺れるのを気にせず、二人の逞しい裸体が中央に進み寄る。

30代リーマンレスラー同士の試合。激しいにらみ合いこそないが、

二人の威圧感が会場を圧倒している。

 

 

ややあって、二人が69の体勢に向き合う。

マラを大きく立てたまま、それを相手の鼻先にぐいっと突き出す。

ここまで来てしまえば、もう後には引けない。

お互い歴戦の責め師同士、どちらかのモノがザーメンを噴き上げないまま

リングを降りることはあり得ない。。

 「・・・・・」 濃い時間が、会場全体を支配している。

 

 

「・・・はじめぇ!」

門馬の声とともにゴングがカーンと打ち鳴らされ、二人がはじかれたようにガバッと組み合った。

 

 

 

静かな立ち上がり。互いにしつこく、ねちっこく技を使う。

堀野も急速にうまくなっているが、竹下もベテランだ。

前回の試合では粘りに定評のある堀野を休みなく攻め抜き、5分足らずのタイムで

堀野をイカせて勝っている。堀野もかなり効いているはずだ。

 

しかし堀野も竹下の上反りに反り返った巨根を呑み込み、リズミカルに頭を振っている。

強く皮の張った竹下の亀頭を、堀野がゴリゴリと削る。これは、竹下も相当苦しいはずだ。

 

真正面からのフェラの打ち合い。きつい時間帯だ。

鼻息一つで試合がひっくり返る。どちらが相手を騙しきれるか、ギリギリの神経戦だ。

 

 

俺も、後に試合を控えている。

「その男」は位置的に俺に背を向けた状態でこの試合を見守っている。

俺も、こういう神経戦を繰り広げることになる。両方ともねばり強く、

スキあらば相手を一気に昇天させる力を持っている。

あのリングで、どっちがザーメンを噴くことになるか・・・そう考えながら、

しばらくの間俺はその相手の後頭部のあたりをじっと見つめる。

 

 

・・・そのときだ。

「・・・おうっ!!」

突如、でかい声が会場に響いた。

 

振り返ると、一人の体が強く反り上がり、その顔がまっすぐこっちの方に向いている。

・・・竹下だ。

 

 

「・・・ダウンッ!」レフェリー門馬の声。

その声とともに、おおおおおっ、という声が会場を埋める。

最近の堀野の進境はわかっていても、ベテランレスラー竹下のダウンはそう簡単に

見られるものではない。

 

「・・・・はっ・・・・・おっ、おっ・・・・・」

堀野の抱きつきポンプ。竹下のでかい尻をがっちりと捕らえている。

反り上がる竹下の裸体を両腕でがっちり固め、深くフェラを打ち込む。

「・・・・むっ・・・・・」

竹下の腰が別の生き物のようにバタバタと動いている。

何かのバランスが崩れたか。普段の竹下とは全然違う顔をしている。

 

あわてて堀野の腰をつかみ直す竹下。

腰を不安定に踊らせながら、相手の男根を右手につかんで自分の口に持っていく。

そして、意を決したように竹下が堀野のモノをガッポリとくわえる。

仕切り直すかのように、竹下が少しずつ頭を左右に振る。

 

しかし、何回か頭を大きく回したところで竹下の頭が大きく左にぶれて、堀野の

バネのような肉棒をボロンとこぼす。

すぐに体勢を戻そうとする竹下だが、竹下の股間のあたりで堀野の頭がグインと動き、

それに合わせるように竹下の体が強くガクンと反り返る。

「ダウーン!」再び門馬のでかい声。 おおおおおっ、と会場が沸く。

 

 

「・・・・・うん・・・うんっ・・・・」

竹下のでかいケツが後ろに引かれ、左右に大きくふる。

堀野のスッポンフェラが、強烈に効いてしまっている。

「竹下効いてる効いてる! 効いてるぞ!」

そんなヤジが聞こえているのかいないのか、竹下が血走った目を大きく開いて

「おうっ」と大きく吠える。

 

堀野が竹下のケツをがっちりとつかみ、強い力でぐいと引き戻す。

「《ずぶり》あうぐ!!」竹下の右足がピンと伸びる。

もがく竹下の両足の付け根を堀野が抱き、がっちりと固める。

「・・・うっ・・・・あああう・・・・」

自由になった竹下の太い足がバタンバタンともがく。

ディープスロートに入った堀野。くわえきれない竹下の太竿の根元が、不自然に痙攣している。

歴戦のベテラン竹下が、ここまで一方的にレイプされるのは久しぶりだ。

 

「んーーーーーっ!!  んんんんんんっ!!」

揺れ動く竹下の股ぐらの前で、堀野の頭が激しく動く。

「・・・ぐっは・・・・・・あうっ・・・・・」

浅黒い堀野のケツをむんずとつかみ、その向こうで竹下の顔が左右に振れる。

無防備な股間を相手に全力で攻められ、少し目がうつろになっている。

 

 

「・・・・うっ・・・・・うっ・・・・・」

竹下が顔を上げ、うつろな目を見開いて吠える。

堀野に腰を抱え込まれただけの、不安定な姿勢。斜めに腰をねじりながら、

右足だけ懸命に突っ張っている。

堀野が強く責めたてると、鍛え抜かれた右足の太ももの筋肉がピクピクと震え、

痙攣を繰り返す。

「・・・ああう・・・」

口を半開きに開けたまま、竹下が腰を強く振る。

かなり一方的な展開だ。

「竹下、力を抜けぇっ!」

ギャラリーの声とともに、竹下が筋肉に覆われた肩と背中を若干動かし、

緊張から解放する。

しかし股間は力を抜くことができない。合わせるように堀野がぐるんぐるんと

頭を回すと、また背中の分厚い筋肉にぐっと力がこもる。

 

「竹下、負けるな!」

竹下がウオオオオオッと大きな声を張り上げ、堀野のローリングフェラに腰を

踊らせながら真っ直ぐに向き直り、あらためて堀野のケツをがっちりと捕らえる。

「・・・・うんっ! ・・・・うんんんんんんっ!!」

でかいケツを引き動かしながら、堀野の腰に10センチの距離で対峙し、

鼻息荒く堀野の反り上がったマラの先をにらみつけている。

 

突然、堀野が動きを止める。

懸命にやっていた頭のローリングをストップし、腰を動かして

立ちきった自分のモノを竹下の顔につける。

どうやら、攻めてこい、という意思表示のようだ。

 

竹下がムッとした顔で右手にそのマラをつかみ直し、口に持ってい

ってガッポリとくわえる。

まだ勢いを失っていない堀野の男根を口の中にくわえ、グルングルンと回しはじめる。

しかし堀野が不意にグルンと頭を回すと「おっ」と小さな声を上げ、くわえたモノをはなしかける。

再び動きを止め、堀野が股ぐらを大きく開く。

真っ赤に怒った竹下が堀野の逞しい尻タブを両手にがっちりとつかみ、

今度はズブズブズブと深く喉に突っ込む。

 

 「・・・いかん、ワナだ!」

隣のおっさんがとつぜん声を上げる。

 

(?)

 

次の瞬間、堀野の右足が竹下の頭を踏み越え、一気に竹下の上に乗り上げる。

69上四方固めの体勢。堀野がさらに腰を進め、竹下の喉深くに自分の男根を

突っ込ませる。

「・・・《ずぶり》んんんんんん!!」

竹下のくぐもった声が、堀野の下から響く。

 

「・・・・んん! ・・・・んんんんんんっ!!」

上から堀野の強いポンプが入る。竹下自慢の太い両足がバタンバタンと暴れる。

このままでは、イッてしまう。竹下の太い腰が元気よく跳ね、堀野の喉技を回避しよ

うとする。

暴れ馬を乗りこなすように、堀野は竹下の腰に強く抱きつき、暴れる竹下の腰の動き

を首で柔らかく受け止め、時々クイクイとカウンターを合わせる。

 

アッ、と竹下が短く呻き、太い腰を懸命によじる。

堀野が竹下のふるえる膝の間に深く頭をうずめ、しつこく太い竿をこじる。

「・・・・・!!」竹下の声にならない声が、試合場に響きわたる。

 

堀野が竹下の両腕を自分の太い足で巻き込み、頭とともにがっちりと固める。

バンザイしたような形で固められた竹下。いくら快感の渦中とはいえ、

これでは身動きが取れない。ベテランらしからぬミスだ。

 

「んんんんんんんんっ!!」

竹下の股間はすでに最大限に硬直し、戻れない状態になっている。

レイプ状態を解こうとも、すでにほとんど動くことができない。

 

「・・・んっ!・・・むん!・・・むんんっ!!・・・」

一方的に責めたてられる竹下。声を上げようとしても、口を太いもので

ふさがれて声を上げられない。

つまり、ギブアップが言えない状態だ。これは放出戦なのでギブアップは

最初からないが、こうされて冷静でいられる選手は少ない。

誰よりも、リング上で堀野にあの技をかけられ、実際にマットに沈んだ俺が

一番よく分かっている。

「・・・んんんっ!! ・・・・んんんんんんんんっ!!」

 

 

堀野のレイプ。もがく竹下の動きが、だんだん激しくなっている。

いよいよ限界に近くなってきたか。

口をふさがれながら、気丈にも頭を上下に動かしている。

ツボを捕らえているのか、堀野の内腿のスジがわずかに動いている。

 

しかし堀野の高速ピストンが強烈にきまりだし、そんな竹下の動きも止まる。

竹下の太い足が不規則な動きをする。自分でも制御できないのだろう。

・・・こうなっては、あとは時間の経過を待つだけだ。

 

「だめだ、もうそろそろ決まりだな」

俺の考えを予測したような声が、どこかで聞こえる。

 

リング中央で、堀野と竹下の濃密な時間が流れていく。

 

 

ややあって、もがいていた竹下の体がブリッジするように硬直し、

腰がぴくんと浮き上がる。。

(・・・あっ・・・)

次の瞬間、竹下の腰がどすんとマットに崩れ落ちる。

ぴくん、ぴくん、と竹下の分厚い体が痙攣している。

決着が、ついたようだ。

 

 

長い時間竹下の痙攣を受け止めた堀野が、最後に竹下の太竿の根元から指を

ぐっとしごき上げ、最後のものをしぼり取る。

半ば力を失ったものを口から解放し、堀野がそのまま顔を上げて

レフェリーの門馬に向けて口を大きく開ける。

門馬がその場で腕を交差し、カンカンカンカンとゴングが鳴り響く。

「一本! それまでえ!」

門馬の声が会場に響きわたり、会場から拍手が鳴り響く。

 

竹下VS堀野、堀野のKO勝ち。

最後は堀野のレイプ劇でねばる竹下を完全に攻め落とし、また一人の男が

堀野のリベンジマッチに沈んでしまった。

 

 

堀野が、竹下から自慢の太竿を引き抜く。

まるで別の生き物のように、鋭角に勃起している。

もともと精力の強い男ではあるが、竹下の抵抗も相当強かった。

堀野なりに、ギリギリの闘いをしていたのだろう。

 

竹下の方は、まだ堀野に口を貫かれていた状態のまま、両膝を立てて口を半開きにし、

ハァハァと荒い息をつきながら仰向けでピクピクと痙攣している。

力はほとんど抜けているが、竿の方はまだ強く立ち上がってピクピク動いている。

技のせいでもあるが、ずいぶん徹底的にやられたものだ。

 

試合をやる以上、惨めにマットに沈むことはある。

 

今日は格上の相手として堀野の挑戦を受け、意気揚々とリングに上がった竹下。

でも、試合が開始して、その直後から堀野の技で強烈に効かされてしまった。

敗北の二文字が脳裏に浮かんだ。それでも、ギブアップだけはプライドが許さなかった。

十数分ねばった。その結果、リングの上で堀野にボロボロにレイプされた。

それでも、勝負を捨てることはできなかった。

 

ぼうっとした表情のまま、マラを鋭角に立ち上げて、ザーメンとガマン汁の

混じった粘液をマラ先から垂らしたまま。竹下がピクピクと痙攣している。

惨めな敗者の姿。以前は堀野を圧倒していた男だけに、その姿はさらに惨めだ。

男のプライドをかけて、戦いのリングに上がる。 

負けるリスクを承知で、それを自分の身体に引き受けて相手と火花を散らす。

そして時には、その代償を身体で払うときもある。

 

堀野の肩を借りて、竹下がゆっくりと立ち上がる。

堀野の肩を借りながら、悔しそうに堀野の分厚い胸板をばんと叩く。

 

リベンジマッチに敗れた相手の肩を借り、内心は屈辱に身を焼かれているはず

だが、それを出さないように竹下が無表情で歩を進める。

 

 

しばらくしてやっと竹下が歩けるようになったのを待っていたように、

俺はロッカールームに入っていった。

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