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突然の指名に、俺と山本が顔を見合わせる。

「ちょっと意地悪かも知れないすけど、たまにはフェラで山本さんが負けるのも見てみたいんですよ。」

その申し出に、一瞬だけ山本が色をなし、すぐ元の様子に戻る。

「いや、私が負けるかどうかは、やって見なきゃ分からないけど・・・」

山本が不満そうに口ごもりながら、俺の方を向く。

 

「どうですか? ・・・私とやってもらえますか?」

 

 

そういわれて、俺が断れるわけがない。

「わかりました。私がどれだけやれるか分からないですが、精一杯やらせてもらいます。」

俺の言葉に、山本がニコッと笑い、握手を求めてくる。

俺もがっちりと握り返す。まだ吉田戦のべたつきが残った手をぐっと握り込む。

 

 

「試合形式はどうします?」上目がちに山本が聞いてくる。

「いや、いいっすよ放出戦で。」

「いや、だって私はいいですけど、寺田さんはまだ・・・」

その言葉の外に込められた意味を読み取って、俺は言った。

「だいじょうぶっすよ。・・・山本さんは私がイクと思って言ってくれてるんでしょうけど

 ・・・でもいちおう私もレギュラーなんですから。」

そういって、すぐに「山本さん」と次の言葉をつなぐ。

 

「・・・ここは、山本さんにイッてもらいますよ。」

 

 

山本の右眉がピクッと上がる。

「わかりました。・・・でも、私のバイブも強烈ですよ。」

山本が低くささやく。思わず俺の股間がすこし熱くなる。

「・・・んじゃ、そのバイブにとっつかまる前に、片付けさせてもらいます。」

俺の応戦に、山本がニヤリと笑う。

「・・・いいっすねえ・・・絶対につかまえてやる・・・」

互いにぱんぱんと肩をたたき合う。・・・闘いの雰囲気は、十分あったまってきたようだ。

 

 

道場隅の、リング上。俺と山本がケツ割れで立っている。

・・・何だか、流れでそういうことになってしまった。

 

山本が顔をパンパンと叩き、ずしん、ずしんと四股を踏む。

山本も、相当な使い手だ。さっきの吉田のよがりっぷりを見れば、誰の目にもわかる。

吉田は俺をレギュラー選手と見込んで声をかけたのだろうが、俺だって強烈な技を食らえば

おもいっきりイッてしまう。あの山本が相手なら、それも十分あり得る。

俺が山本に組み敷かれて足をばたつかせるシーンが脳裡に浮かび、俺はそれを必死に振り払う。

 

しかし、山本の自信たっぷりな様子を見ては、意地でも落としてやりたい。

最近は堀野とも相当稽古を積んでいるし、レギュラーのオッサンとやっても何回かはギブアッ

プが取れるようになった。

山本が腰をぐるん、ぐるん、と回している。試合前なのに、すっかりリラックスしている。

・・・つけいるとすれば、おそらくそこだ。

 

 

「赤コーナー、173センチ85キロ、山本選手!」

パチパチと拍手が起こる。山本がぐっと右手を突き上げてギャラリーの拍手に応える。

でも吉田の小声で「80キロ、80キロ」と訂正している。相当気にしているらしい。

 

「青コーナー、166センチ76キロ、寺田選手!」

パチパチと拍手が起こる。俺もぐっと右手を突き上げて応える。

レギュラーの試合ではやったことないが、こういうのもいいかもしれない。

 

「ええー、ただいまより、リーマン柔道家二人によるシックスナイン放出デスマッチ、

 30分一本勝負を行います!」

吉田が手でメガホンを作って、調子よく声を上げる。 さすがは宴会部長だ。

30分という時間は聞いていないが、まあお互い30分も耐えられないから大丈夫だろう。

 

 

吉田の指示で、69の体勢になる。

山本の重量感のある男根が、ぐいっと鼻先につき出される。・・・なかなか、うまそうな太マラだ。

レフェリー役の吉田が、俺の頭の後ろに立つ。

「ルールとかの説明は、・・・もういいっすね。」

俺と山本が申し合わせたように、大きくうなずいてみせる。

 

吉田の手には、さっきのビニルコップが握られている。

山本が吉田からしぼり取ったザーメンが、ドロッと入っている。・・・間違いなく、あそこに

もう一人分のザーメンが入ることになる。

俺と山本なら、引き分けは考えられない。・・・長期戦ということになれば、少なくとも

俺の方があの山本の技に耐えられないはずだ。

俺のザーメンが入るか、それとも山本のが入るか・・・それは、すべて俺の腕次第だ。

 

 

 

「ではいきますよ・・・・」

 

 

「・・・はじめぇ!!」

 

俺と山本が、ガッチリと組み合った。

 

 

 

 

《ずぶり》

互いに、マラを奥まで突き立てる。

(・・・おうっ・・・)

・・・山本のフェラは、やっぱり柔らかくてするどい。

俺の内腿がヒクつきそうなのを自制心で抑え、ウンウンと頭を動かす。

 

 

エラの張った山本のカリを口の中で捕らえ、ずるっずるっと滑り込ませる。

半立ちだった山本の男根が、口の中でみるみる固くなっていく。

山本のマラの裏っかわをぐいぐいと舌でいじめ、でかい腰を両腕で固定して強いバイブを叩き込む。

山本の太い足がピンと伸び、腰が突き出される。

(よしっ、効いたか)

 

 

しかし、その直後にグングングングンと強いバイブが俺の股間に叩き込まれる。

(・・・ううーおっ・・・)山本の強烈なバイブ。

・・・さすがに自分で言うだけのことはある。 俺の太腿のスジが、つっぱるのを感じる。

 

「・・・・ん?・・・・ん?・・・・」

山本の声だ。俺を煽っているらしい。

(・・・くっそ・・・)

俺もそれに対抗し、山本の太マラを垂直に立て、プリプリの亀頭の肉を集中していじめる。

「・・・・んっ・・・・」山本の声がちょっと変わる。

すかさず激しいピストン。やや開いた山本の股ぐらに頭を割り込ませ、ぐんぐんと煽る。

「・・・・んーんっ・・・・」山本が俺の頭をぐいっと挟み、返す刀で強いバイブをきめる。

(・・・ぐおおっ・・・) 強烈。・・・気を抜くと、心が折れてしまいそうだ。

 

 

俺もレギュラーとして相手している。ここで負けるわけにはいかない。

俺は山本とがっぷり四つに組み合い、ふたたび互いの技に全神経を集中させる。

 

 

山本も効いている。俺の顔を挟む山本のボリュームある太腿が、ピクピクと動く。

(・・・効いてんだろ、山本さん・・・)

膨らみきった山本のエラのあたりを、舌の先でくすぐる。

山本のケツがピクッと動き、腰を軽く突き出す。

 

(・・・どうだ・・・どうだ山本さん・・・)

山本の亀頭をねじるように、俺が頭を左右に振る。

フーッ、フーッ、と山本の鼻息がタマに掛かり、太い腿がパチンパチンと頬を打つ。

 

それでも攻めを止めない山本。俺のマラを深くくわえ込んで、ガンガンと頭を振ってくる。

(・・・くっ・・・・・・お・・・)

俺もさすがにきつい。あんまりねちっこくやられると、俺の忍耐もすり切れてしまいそうだ。

 

(ぐお・・・そろそろ勝負かけさせてもらうか・・・)

俺は山本の太い腰をガッチリと持ち、山本の動きに合わせてピストンを叩き込み始める。

 

「・・・うーん・・・」

山本がつらそうな声を上げる。ピストンの速さが、少し緩くなる。

(・・・やっぱりか、おら)

俺がピストンを速める。山本の亀頭がプックリとふくれ、しょっぱいものが唾液に混じってくる。

 

(・・・気持ちいいんだろ・・・山本・・・)

山本の攻めがぎこちなくなってくる。官能の蓄積が、そろそろ応えてきたか。

「頑張れ、山本さん!」

吉田がレフェリーの立場を忘れて山本に声をかけている。

山本がそれに圧されるように頭を振りたてる。腰の奥から何かがこみ上げてくる。

俺がそれを振り切るように頭を強く振ると、山本がすぐにくじける。

 

「ギブアップしろ、山本!」ギャラリーのオッサン連中が山本に声をかけている。

・・・もう、名前を覚えたらしい。

 

「・・・・ん?・・・・ん?・・・・」俺が山本の真似をして、声で煽ってやる。

 

「・・・・・・!!」

山本が怒ったような声を上げて、俺に力ずくで乗り上げてくる。

急なことにバランスを崩して、俺が一気に山本に組み敷かれる。

しかし、俺が持ち前の粘りで、上から突き下ろす形になった山本のマラ先を、ずるっと喉に滑らせる。

「むん!!」山本のうめき声が、道場に響きわたる。

 

 

「・・・うーん! ・・・うーん!」

リング中央、俺の下からの強烈なポンプがきまっている。

上からのポンプ固めに逆らっているため、「ポンプ返し」とよく言われる技だ。

山本の足がバタンバタンともがいている。

 

一応俺のマラをくわえてはいるが、今は完全に動きが止まっている。

俺の粘りに、山本が陥落する形になった。・・・正直、ここまで粘られる試合をしたことが

なかったのだろう。

山本の股間にめり込むように、俺が山本の太い男根をがっぽりくわえている。

・・・苦しいが、今は仕方がない。いま回復されたら、また強烈な技が待っている。

 

俺はズルン、ズルン、と、喉に太いものを滑り込ませる。

「・・・うんっ!!」ぐちゅっと音がし、俺のマラが解放された。

「ダウーン!!」吉田の声が聞こえる。

 

俺は山本のでかいケツを右手で支え、下から激しいピストンを叩き込む。

「・・・・あっ!!・・・・・あっ!!・・・」

俺の顔をはさんでいた山本の太い足がわなわなと震える。

 

「ギブアップしますか、山本さん!」「ノーノーノー!! ・・・あうっ!!」

山本のでかい声が、道場全体に響く。

さらに俺は山本のケツを両手に持ち、頭をぐるんぐるんと動かす。

「・・・ぐ・・・ぐへっ!!」こういう時の山本はわかりやすい。

 

俺の口の中にしょっぱいものがドクドクと流れてくる。山本のガマン汁だ。

「・・・うっ・・・うんんっ!!」

山本がでかい身体をねじり、額をマットにつけてビリビリと効いている。

ぐんぐんぐんぐんぐんぐんと山本の腰が反応し、俺の喉に突き刺さる。

俺は必死に山本の腰に取りつき、強いバイブを打ち込む。

「ぐうーおっ!!」山本の亀頭がぷくっと膨れ、ハァハァハァと息をしている。

呼吸の感じからして、山本は前を向いているようだ。

前を向いている山本の顔は、ギャラリーに直接対面する形になる。

「・・あっ・・・あっぐ・・・」ギャラリーに、快感にあえぐ山本の顔をたっぷり見せてやる。

 

そういう俺の責めっぷりを、レフェリーの吉田がジーッと見ている。

俺の攻勢に驚いているのもあるだろうが、それ以上におそらく、ここまで反応している山本

の弱点を探り、次の勝負に生かそうとしているらしい。

それには山本も気付いているらしく必死に声を押し殺す時もあるが、結局は俺の責めに呑み

込まれてしまう。

誰からともなく「きまったな」という声が聞こえる。

 

 

「・・・くそ・・・あっ・・・・だめだ・・・・・・」

山本の絶望的な声。俺はかまわずグングンと頭を振りたてる。

 

「・・・だ、だめっす・・・いく・・・・」

せっぱ詰まった声を出しながら、山本が股間に手を伸ばして俺の頭に手を掛ける。

しかし俺は放さない。放出戦というルールなのだから仕方がない。

 

「・・・・・・あっ・・・・あっ・・・・・あっ・・・・・・・」

山本が短い声を発しながら、俺の中で一気に上り詰めていく。

 

 

 

「・・・・いくっ・・・い、いくぅぅぅぅ!!」

どくん、どくん、と俺の口の中に生臭い粘液が打ち込まれてくる。

山本のザーメンだ。・・・ついに、山本が俺の技に沈んだ。

 

《どくん どくん》

山本が、俺の上に乗ったままザーメンを撃ち込み続ける。

吉田戦からたまったものが、全部出てくるのだ。しばらく時間が掛かる。

吉田も、ちょっと心配そうにその様子を見ている。

自分が言い出したことではあるが、柔道仲間同士の対決で、山本が激しくやられているのを

見て、ちょっと悪い気持ちになったのかも知れない。

 

ハァ、ハァ、と荒い息をしている山本。無言で痙攣を続ける。

おそらく真っ白になっているいるのだろうが、試合中は雄弁な山本だっただけにちょっと気味が悪い。

 

やがて全部出し終えると、山本ががくっと力尽きて俺に覆いかぶさる。

俺はそんな山本の身体をずしんと横に捨て、吉田の持っているビニルコップにどろっと吐き出す。

「一本! それまでぇ!!」吉田が大声を張り上げ、俺の右手をぐっと差し上げる。

本日の試合、山本唯一の敗戦だ。

 

 

相当な量が、ビニルコップの中で混ざる。・・・山本と吉田のミックスだ。

「・・・ああああ・・・」山本が、がくんがくんと痙攣しながら力の抜けたうめき声を漏らしている。

 

「えー、ただいまの勝負、試合時間8分19秒、寺田選手の強烈なポンプ返しによりまして、

放出、一本勝ちでございます!」

吉田がまた手でメガホンを作って言うと、ギャラリーがオオー、と言って拍手をする。

・・・こういうことを、吉田は何回かやっているのかも知れない。

 

突然、「くっそ・・・・!!」と一発吠えながら山本が俺に襲いかかってくる。

不意を衝かれて俺が山本に組み敷かれる。また69の体勢に押さえ込まれた。

《ぐちゅり》

まだ勢いを失っていない俺の男根を、山本がぐちゅりとくわえ込んだ。

 

(・・・あっ・・・)

どたんばたんともがく俺。しかし山本の重い身体はそう簡単にひっくり返らない。

(・・・この野郎・・・)

俺は山本のまだ半立ち状態のマラをつかまえ、ぐいっと口に押し込む。

 

「《ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ》あーーーーっ!!」

俺もピストンを始めた。敏感になっている山本のマラが、強い電気刺激を脳に送り込む。

「・・・おっおっおっ!  ・・・あーーーっ!」

山本の腰が揺れるのを、俺が力ずくで押しとどめて首をぐんぐんと左右に振る。

 

「・・・ぐはっ・・・」山本の身体が反り返る。俺はかまわず頭を振る。

 

「・・・ぐへっ・・・」悶絶する山本。太い足がピクピクンと痙攣し始める。

 

俺は、何も考えずに頭を振り続ける。

 

「・・・ぐっ、ぐえっ・・・まいったまいったまいった!!」

山本がマットをバンバンバンと叩く。「一本!」吉田がまた手を大きく挙げる。

俺はもう一度山本のでかい身体を横に捨て、すっくと立ち上がる。

 

山本が、投げ捨てられて身体がよじれた状態のまま、くやしそうにマットをズンと強く叩く。

俺はその様子を見ながら山本の方に近づき、ぐいっと腰を突き出す。

 

条件反射のように、山本がその腰にかぶりつく。

《ぐちゅり》

 

(おうっ・・・・)

俺は崩れそうになる腰を立て直し、今度こそ山本のフェラに身を任せる。

(・・・ぐっ・・・おっ・・・・おっ・・・)

反射的に腰が跳ねる。・・・やっぱり、山本のフェラはうまい。

 

山本は緩急を巧みにつけて、俺の亀頭に攻撃を加えてくる。

(・・・ぐへっ・・・)

体重を支える俺の足がガクガクと震えてくる。山本の意地が、いやでも伝わってくる。

 

そんな様子をチラッチラッと見ながら、山本が俺に渾身のフェラを打ち込む。

「・・・いや、そんなガマンしなくても・・・」

吉田が割って入ろうとするのを、山本が左手で制止する。

ぐちゅっと山本が口を放して、俺の顔をじっと見上げる。

 

「ガマンしちゃってください。・・・力ずくで、落としますから。」

 

再び、ぐちゅりと俺の太マラをくわえ込む。

(・・・ぐおおっ・・・)

もう俺のマラも限界近い。山本のピストンに、腰をよじって耐える。

ぐちゅんぐちゅんぐちゅん、と山本がゆっくり攻め技をくわえる。

完全に勃起したマラに、山本の喉がきつく絡まる。

 

「・・・ん?・・・・ん?・・・・」再び、山本が煽ってくる。

もう、抵抗する余裕がない。(・・・ぐへっ・・・)俺のヒザが快感にガクガクと動く。

そんな様子を見た山本が、どん、と俺の胸板を強く押す。

 

バランスを失って、俺がずしんと尻もちをつく。

「《ずんずんずん》ぐーおっ!」

尻もちをついた俺の股ぐらにかぶさり、山本がぐんぐんぐんとピストンを打ち込む。

 

(・・・ぐはっ・・・)山本のでかい頭に両手を当てながら、俺の上体が反り上がる。

 

《ぐちゅっ》

 

《ぐっちゅ》

 

《ぐちゅり》

 

(・・・あうっ・・・)

 

 

・・・もうだめだ。 

「・・・いっ・・・・いく・・・・」

・・・俺は山本の短く刈り込んだ髪の毛をぐっとつかみ、その口にどくん、どくんと

ザーメンを撃ち込む。・・・さすがに、今のは耐えられなかった。

 

しばらくの間、がくん、がくん、と腰を反応させながら、俺が山本の顔を見る。

山本はじっと黙って俺のサオの根元を見ながら、残ったものを口で受けている。

・・・この男、勝負には相当のこだわりがあるらしい。

 

ちょっと恍惚の入った俺の顔をチラッと見て、山本が吉田のコップに3人目のザーメンを

ドロッと出す。

「・・・一本!」山本が俺の顔をまっすぐに見ながら、自分で声を張り上げる。

 

山本が俺の肩をがっちりと抱き寄せ、自分の胸にぐいっと引きつける。

山本の首筋に、俺の頬がつく。

「・・・どうっすか、マイッタっすか・・・」山本が、俺の耳もとでささやく。

「・・・マイッタのは、山本さんじゃないすか・・・」

「・・・さすがの寺田さんも・・・俺のフェラにはやっぱ長くもたねえや・・・」

山本がさらに挑発してくる。・・・・思いきりしぼり取られたあとだけに、俺もうまく言葉が継げない。

「・・・今日は完敗だったけど、俺はあきらめてませんよ・・・次は、たっぷり出してもらいます・・・」

どこまでも、負けず嫌いの男だ。

「・・・どうかなあ・・・とられたくても、俺が相手じゃ先に山本さんがいっちまうからなあ・・・」

山本の腕に力が入る。俺も負けずに山本の肩をぐいと引き寄せ、強く締め付け合う。

 

試合の余韻。

・・・吉田が脇で、やれやれといった顔をしているのが見えた。

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