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堀野がシャワーから上がってくるのを見計らって、俺は堀野に声を掛けた。

「ちわっす」

堀野が驚いたように振り向き、俺の顔を見てニコッと笑う。

「あ、ども!」

「あのう、俺と・・・・」

単刀直入に、俺はそう言って隣の個室を指さした。

堀野は一瞬だけ戸惑ったような顔をし、その後すぐに人の好さそうな丸顔をほころばせた。

「試合っすか! いいっすね、お願いしまっす!」いつもの調子で、そう返してきた。

 

俺たちは、どちらから切り出すこともなく、道場隅の個室エリアに入っていく。

リングに上がるような派手な闘いではない。レギュラー選手同士の個人的な試合に、邪魔は

入れられたくなかった。

「俺の試合、見てくれました?」

堀野が笑顔を崩さずに、そう一言言った。

「ああ、平田さん相手にあんな勝ち方するなんて・・・正直、思ってもみなかったっすよ」

そう言われると、堀野の笑顔がますます広がる。

 

堀野とのガチンコファイト。

個室に堀野と入る。さっきフレッシュマンで見かけたおっさんがついてくる。

「俺、こっちの方がいいんすよ」ニコニコしながら堀野が言う。

「ここの方がいろんなこと考えず、思いっきり戦えるから・・・」

 

マットの上に立つ。堀野の体が1メートルほど先にある。

「相変わらず、いい体してんなあ・・・」

「堀野さんこそ、強そうでうらやましいっすよ」

「いや、俺はただのデブっすから。風呂上がりに自分の腹見るとガックリっすよ」

堀野がはにかんだ感じで笑いながら、自分の腹をポンポンと叩いてみせる。

リラックスして見えるが、マラの方はビンビンだ。

 

「好きっすよ、こいつ・・・」

堀野が笑いながら、突き立った俺の男根を手で叩く。

俺のマラがブラブラと緩慢に揺れる。正式な試合前に相手のマラに手を触れるのは禁じ手だが、

非公式な試合でこの程度なら許容範囲だ。

「早く、泣かせてえっす」

今日の堀野はイヤに挑発的だ。それだけ自分の技に自信があるのだろう。

「俺も早くしとめてやりたいっすよ」堀野の反り返った太マラをじっと見つめる。

亀頭が丸く膨れ、表皮がパンパンに張っている。

 

 

「はじめ!」

おっさんの合図で、俺たち二人はがっぷりと組み合った。

 

《ぐちゅり》

亀頭が、吸い込まれるような感覚。

(おうっ・・・)いきなり、奥までくわえてきた。

 

(・・・んっ・・・)

ぐちゅ、ぐちゅという確かな感触。堀野がゆっくりと頭を前後させている。

口蓋と舌が俺のいきり立ったものを優しく包み、洗い上げるようにじっくりと刺激していく。

いつもよりゆっくりだが、一撃ごとに魂のこもった責めだ。

 

(いかんっ)俺も負けずに堀野の太マラを攻めあげる。

存在感たっぷりのでかい亀頭に舌の腹を当て、心もち頭を傾けるように強く押し込む。

俺の口を押し広げるように出入りする。

喉がちょっと苦しいが、堀野の技をこらえるのに役に立つ。

ゆっくりと左右に頭を振り、ぐるんぐるんと回す。

さすがにレギュラー選手の男根はタフだ。まだこれぐらいの責めではビクともしない。

舌を使って堀野の亀頭を挟み込み、ゴリゴリと刺激してみる。

大きく開いた堀野の太もも内側のスジがちょっと浮く。

・・どうやら、全く効いてないわけではなさそうだ。

 

と、その時堀野の頭が不思議な動きをした。

(グリン)

俺の亀頭に舌を当て、ズル、ズル、と強くこすりあげるような感触。

 

(うんっ)たまらず俺の腰が動く。

 

(やっべ)

俺のケツが堀野の分厚い手に抱え込まれ、その中心にゴリゴリと強い刺激が襲いかかる。

(・・・おっ・・・おう)

俺の腰が揺れる。亀頭にヤスリをかけられているような強い刺激。

カチカチになった男根をへし折らんばかりの強い舌技だ。

(くそっ・・・強え)

俺も堀野の技に対抗する。対戦相手の上反り男根を右手にぐっと握り、舌のハラをヤスリの

ように使って亀頭前面を強くこする。 以前は堀野をよくフィニッシュした技だ。

堀野の足が開く。俺は相手の男根を垂直に立てたまま、何度も頭を振る。

(どうだ、堀野・・・)俺の技が強烈にきまり、堀野の足がヒクヒクと開閉する。

しかし責めはいっこうに衰えない。

 

強い拷問技のたたき合い。俺の腰もガクガクだが、ここで引くわけにはいかない。

太い腕に腰をがっちりと絡め取られ、技の衝撃がズンズンと脳天を直撃する。

(・・・くっ・・・う・・・)

俺はガクガクと痙攣しながら、堀野の太い柱を一心に責め立てる。

 

突然、ズルンという感触と同時に俺の太マラが堀野の喉に吸い込まれる。

(おうっ・・・)俺の頭がガクンと跳ねる。堀野の柱がバチンと腹を打つ。

 

「《ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ》おーーぅっ」

堀野の細かいピストン。俺の柱を深く飲み込み、腰をがっちりと捕らえたまま堀野の頭が

前後に細かく動き始める。

反り上がって後頭部をつける俺。堀野がここぞとばかりに俺の腰に乗り上がって頭を振る。

(・・・『立たせ捕り』・・・)

俺は目をトロンと開いてハァハァと息をしながら堀野の技を耐えている。

堀野の口の中は熱く、ヌルヌルと滑りながら俺の弱いところを強く包み込み、なでこする。

「寺田くん、ギブアップ? ・・・ギブアップ?」

「・・・ノーノー・・・おぅっ」

俺はブンブンと頭を振る。自分でも、声がうわずっているのがわかる。

 

 

堀野の太い腕が俺の腰をがっちりと抱きこむ。

いったん捕まると、万力のように動かない。・・・これは、堀野と何度も戦って経験済みだ。

まだ堀野を相手にザーメンを噴いたことはない。

堀野の深い喉。がっぽりとくわえ込み、心地よい振動で俺の理性を押し流す。

「・・・あっ・・・」俺は大きく口を開け、腹から声を押し出す。

同じ技で、さっきベテランの平田が昇天している。時間としては、その半分も経過していない。

俺は堀野の太い腰を抱きかかえ、腰をズンズンと動かす。

堀野の技で、いってしまう・・・10分前は、そんなこと考えもしなかった。

 

俺の目の前で雄々しくそそり立ち、逞しい裏スジを晒している堀野の男根。

俺はその亀頭の中心を睨みつけながら、堀野の腕の中でガクガクと震えている。

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

・・・・・・・なんとか、ヤマを乗り切った。

俺は大きく息を吐き、意地で堀野の股間に取りつく。

俺のマラがヒクヒクしている。・・・マラの角度がもう少しずれていたら、俺は堀野の中で

豪快にイッていただろう。

堀野がチッと舌打ちし、俺のケツをバンと叩く。

しとめる自信があったのだろう。そう考えるのも無理はない。

 

 

俺は間髪入れず、そそり立つ堀野のマラをズルン、ズルンと滑り込ませる。

強引な亀頭責め技。さすがの堀野も膝がクイと浮く。

俺の頬に上から押し当てられた、堀野のテカテカに膨れた亀頭。

俺はこの肉の塊を口いっぱいに頬張り、ケツを押してぐいと口に押し込む。

 

太く赤黒い竿を、強引に喉に押し込む。

堀野の太股が目の前でクイと開き、タマに熱い鼻息が掛かる。

堀野のでかい尻を強引に押し下げ、太い柱を何度も喉に突き立てる。

さすがの堀野も腰をよじってイヤがる。俺はかまわず頭をグリグリと動かして亀頭を責める。

堀野の亀頭がプックリと膨れる。パンパンに張った亀頭に舌を掛け、強くズズッと滑らせる。

 

「・・・んんっ・・・」

堀野が俺のをくわえたまま、くぐもった声で呻いてカクンと腰を引く。

(いまだ)俺はぐるんと大きく頭を回した。

「あっ!!」

たまらず堀野が俺のマラを放して上体を反らす。

 

「・・・ああっ・・・!!」

堀野の体がガクガクと動く。

俺は堀野の腰の下でブンブンブンと左右に首を振り、グリングリンと回す。

「・・・かはっ・・・」浅い責め。俺は堀野の腰を7,8センチ持ち上げ、先端に照準を合わす。

特大の魚肉ソーセージにスジが浮いたような太い柱が、俺の目の前で強くヒクついている。

俺はそれを見ながら、ウンウンとうなずくようにピストンを叩き込む。

腰を持ち上げられて支えを失った堀野の両足が、左右にピンと伸びてマットにつく。

俺がぐいぐいと首を振る。鍛え上げられた太股の内側のスジがぴくりと浮く。

 

堀野の内腿のスジを見ながら、俺の頭が前後左右に動く。

つっぱった堀野の膝がガクンと抜ける。そしてまたピンと張る。

俺は堀野の亀頭先端に舌を当て、グルン、グルンと回す。

堀野のでかい腰がズンと突く。

 

俺はそのまま堀野のケツに手を当ててズブズブズブと男根を喉に押し込む。

「うんっ」堀野の腰が再びよじれる。

(よしっ)俺はその体勢のままズンズンズンズンとピストンを開始した。

 

「《ずんずんずんずんずんずん》・・・くお・・・おっ・・・・」

堀野の腿が俺の顔をこするように閉じ、また開く。

「堀野、ギブアップするか?」 「・・・いや、まだまだ・・・・あっ・・・・」

ブンブンと首を振っているらしい。振動がこっちまで伝わってくる。

俺は堀野の股ぐらに顔を埋めたまま、至近距離でピストンを叩き込む。

「・・・が・・・」堀野の太股が俺の顔をギュッとはさむ。

 

《ずんずんずんずんずんずん》・・・俺のマラも、まだ回復できていない。

これ以上攻められたら、ガマンする体力は残っていない。

堀野が強くなったことは存分にわかった。次やったらもう太刀打ちできないかも知れない。

でも、この勝負は取りたい。・・・もう一回ぐらい、堀野を倒しておきたい。

 

俺はズルン、ズルンと堀野の亀頭を洗い、また激しいピストンを叩き込む。

堀野の顔は確認できないが、いつもの試合ぶりと体の反り具合からして、容易に想像できる。

気がつくと、部屋の扉が薄く開いて、光が差し込んでいる。

「・・・ぐおっ・・・」誰かが覗いている。堀野のよがり顔が、その「お客さん達」の正面にある。

「・・・あっく・・・」たっぷりと、お客さんが見てくれているはずだ。

 

 

内股気味になった堀野の足に強く挟まれながら、俺が渾身の技を叩き込む。

 

《ずるっ》

 

《ずん》 

 

《ずるん》

 

「・・あああっ・・・」

 

 

 

 堀野の体が、強くこわばる。

 

 

 

 

「・・・ああいく・・・・いくっ・・・・・!!」

 

《どくん》

 

《どくん》

 

俺の口の中に、濃厚な味の粘液が撃ち込まれる。

堀野が昇天。・・・俺の一本勝ちだ。

 

堀野が体をこわばらせたまま、無言でどくん、どくんとザーメンを吐き出す。

中に出していいなんて言っていないが、もし俺も逆の立場だったら俺も堀野の口にザーメンを

撃ち込んでいただろう。・・・それぐらい、お互い負けられない試合だった。

 

ザーメンを吐き出しながら、堀野の重い体が俺の上でガクン、ガクンと痙攣する。

今日の試合は勝ちたかっただろう。堀野の無念が、その無言から伝わってくる。

渡辺戦の敗戦から、2週間。練習試合で平田のオヤジを倒し、初めての俺とのリベンジマッチ。

俺を豪快にマットに沈め、勢いに乗ってレギュラーのリングに戻るつもりだったはずだ。

しかし、俺にも意地があった。強くなったとは言え、仮にも格下の堀野に負けるわけにはいかなかった。

 

ひととおりのものを出し終え、堀野の体がガックリと俺の上に崩れる。

俺はその重い体をどさりと右に捨て、レフェリーのおっさんが持ってきたコップに堀野から

搾り取ったものをどろりと吐き出す。

白いゲル状の液体。少し薄まってはいたが、粘度も量も相当なものだ。

 

「一本! それまでえ!」待っていたように、おっさんが大きく右手を振り上げた。

 

 

 

おっさんからタオルを受けとり、まだガッチリとそそり立ったマラを拭く。

ガマン汁の糸が、床まで垂れ落ちていた。・・・本当に、紙一重の危ない試合だった。

堀野がようやく体を起こす。俺に責め立てられすぎて、まだ少し腰が抜けている。

俺が助け起こそうとすると、「いっす、大丈夫っす」と言ってのろのろと床に手をつく。

足はまだガクガクしているが、気力でぐっと立ち上がった。

 

「すんません・・・ギブアップできなかったっす・・・」

堀野がすまなそうに手を合わせるのを俺は笑いながら手で制止する。

「いいっすよ、あんだけ技が強烈にきまればギブアップなんてできないから」と挑発してやる

と、さすがに堀野のお日さまのような丸い笑顔も引きつってくる。

「参ったっす・・・もう完敗っすよ」そう言いながら、堀野が悔しそうに後ろからスリーパー

ホールドをかけ、軽く絞め上げてくる。

「今日は絶対テラさんを倒そうと思ったのに・・・まだまだっすね」

俺を絞めから解放した後、堀野が白い歯を見せながら両手を腰に当てて軽くうつむいてみせる。

マラはまだ半立ちだ。

「いや、俺もイキそうだったから。ギブアップしようと何度も思いましたよ」

俺がそう言うと「ホントっすか、ギブさせたかったなー」と大げさに顔を覆ってみせる。

 

「アレならレギュラーのリングでも十分勝てますよ。もう誰か狙ってるでしょ?」

俺が水を向けると、堀野がすぐ反応してくる。

「そうっすねー・・・やっぱまずナベさんと堀田くんっすかね。奴らにこう、思い知らせるっちゅうか・・・」

堀野がにんまりと笑いながら両手を自分の顔に向けて動かし、69のしぐさをしてみせる。

「そのためにも、ちょっとテラさんにはご協力願いたいっす」

 

「そうだな、俺もちょうど練習相手が欲しかったんですよ」

しゃべりながら俺たちは履いていたケツ割れと黒ビキニに足を通す。    

俺はまだマラが収まっていないが、強引に斜めにねじ込む。

「ついでに今日のお返しもタップリさしてもらいますよ」

堀野が俺のいびつに膨らんだケツ割れの股間をポンポンと叩く。

「へへ、何言ってんだ」俺も堀野のビキニのケツをばんと叩き、首根っこを持って軽く揺する。

 

俺たちが個室の扉を開けて出てくると、ちょっとしたレスラー体型の威圧感もあって、周りに

たむろしていた連中がそそくさと道を空ける。

ある者は俺たちの闘いの名残りを探り、またある者は俺が持っている堀野のザーメン入りコップ

に目を注ぐ。

特に意識することもない。二人ともリングで何度となくこういう闘いをやっている。

 

シャワールームに入ったところで「じゃ、よろしく」とがっちり握手を交わした。

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