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とんとん、と肩を叩かれる。


振り返ると、知っている顔がニコニコ笑っている。
丸山だ。俺より少し背が低く、がっちりと肉付きのいい男だ。
顔も丸顔で、大きめの目が穏和な性格を、そのままあらわしている。
土曜日の試合でも何度か対戦したことのある、ここの常連。
黄色いTシャツの下の、赤いビキニの膨らみ。いつもの格好だ。

「・・・ちょっとやんないすか?」丸山が、笑顔でリングを指さす。

ちょっとなにも、リングでやるならレフェリー付きで、最後まで決着つけるってことだ。
二ヶ月前、最後に丸山とやったときは、俺が丸山を倒した。 そのリベンジマッチのつもりだろう。


「丸山さんかあ・・・今日も俺勝てるかなあ」 苦笑しながら答える。
「俺にっすか? いやあ、今日は俺が勝ちたいっすねえ。」丸山が笑って言う。
笑いながらも目の奥に強い光を感じる。闘志、と言い換えても差し支えない。
「いやいや・・・丸山さんには悪いけど、今日もカモらしてもらいますよ。」
「このやろお・・・」丸山が俺の首ったまを抱え込み、胸板をこぶしで軽く突く。
アドレナリンが全身を回る。この男とバチバチ真剣勝負するのは、いつだって楽しい。


「まっとにかく・・・今日も、よろしくお願いしますよ。」
俺たちはがっちりと握手した。


リング中央。俺と丸山が向かい合っている。
赤パン一丁の丸山が、分厚い胸板を揺らしながらポンポンと跳ねている。やる気十分だ。
両手で顔をパンパンと叩く。俺のどんな技にも耐えられるよう、気合いを入れているのか。

二人ともすでに全裸だ。マラが鋭角にがっちりと立っている。
対戦成績は五分と五分。リスキーな相手だ。
実力が拮抗し、どっちが勝ってもおかしくない試合。
・・・進行によっては、何もできずにイカされちまうかもしれない。
そんな緊張感が、二人のマラをふるい立たせてしまうのだ。

共通点は、二人とも柔道の心得があること。一緒の道場に通っていた時期もある。
いつもはあんな感じだが、闘志むき出しで戦ったことも何度となくある。
今はまだ神妙にしているが、ゴングが鳴ればともに猛獣に変わる。
どっちかが、相手のエサになるのだ。

対戦相手の身体を、まじまじと見る。
柔道家の特有のどっしりした身体。現役を離れた今でも、十分戦える身体だ。
そして、ふてぶてしいまでにがっちりとそそり立つマラ。
丸山のマラは、亀頭のえらが張ってたくましく、当然責めにも強い。
互角にやったら大抵の奴は責め負けてしまう。久しぶりに見ると、やはり強烈な存在感だ。
前回は大混戦の中、俺の亀頭攻めが強烈にきまり、丸山がダウンしたところを狙って激しく責めまくり、何とかザーメンを搾り取ることができた。
でも、今日はどうなるか分からない。


丸山も俺に挑戦する以上、それなりに研究してきたことだろう。
流れによっては、丸山のモノをくわえたまま一方的に攻め負けてしまうかも知れない。

・・・いや、そんなぶざまな負け方は絶対にしたくない。
丸山の目を、にらみ据える。丸山も、俺をにらみつけてくる。
・・・そう、やっぱり勝負はこうでなきゃダメだ。


レフェリーの指示で、69の体勢になる。
今何を考えてもしかたがない。・・・丸山のふてぶてしいマラを鼻先に見ながら、
ひたすらゴングが鳴るのを待つだけだ。


〈カーン!!〉
ゴングと同時に、俺たちはがっきと組み合った。

【ずるん】

 

・・・開始3分後。
「・・・・ん・・・んん・・・・・」
丸山の太マラをしゃぶりながら、俺が足をばたつかせる。
俺の男根が丸山の口に半分まで呑み込まれ、盛んに首を振られている。
どうやら、きっちり練習してきたらしい。ベテラン丸山の技が俺の亀頭をうまく捕らえて、うまく逃げられない。
丸山の亀頭を口いっぱいにほおばりながら、腰を左右に振る。
丸山が、しっかりついてくる。不規則な腰の振りにも、口の角度をうまく変えて、
亀頭壁を強く、強くこすりつける。


「んんっ」たまらず俺の太股がぴくんと動き、丸山の頬につく。
丸山がうん、うん、と頭を動かすたびに、太股がピタ、ピタ、と丸山の頬を叩く。
ギャラリーが歓声を上げている。俺の踊りっぷりに対してだろう。

握った俺の右手に大きく余り、左曲がりにそそり立っている丸山のマラ。
これを横向きに頬張りながら、俺の目があらぬ方角に遊ぶ。
責められない。・・・責められない。

丸山の強烈なフェラ技。一気に俺をイカセに来ている。
「んっ」「んー」俺が呼吸をするたびに、変な声が出てしまう。
悔しいが、完全に丸山の術中にはまっている。


俺の股間の前で、丸山の頭が狂ったように動く。
「あー」口を放し、丸山の腰に抱きついて小刻みに震えながら放出を一心に耐える俺。
普段は穏和な物腰だが、前回俺に負けてから密かに狙っていたに違いない。
「おぉうっ」両腿を開閉し、動きまくる丸山の頭をパンパン叩きながら放出をこらえる。
「ぐおおー」俺の両腕が、丸山の腰をベアハッグのように締め上げる。
丸山の攻撃はやむことなく続く・・・丸山は柔道も強い。
たかがベアハッグごときで丸山の技がゆるまないことは、同じ道場で共に繰り返し稽古した俺が一番よくわかっている。

 


「くっっ、、、あっ!」丸山の技に、緩急がついてきた。
「がっ!」時には優しく、そして急に鋭く。
「あおっ!」土俵際でこらえる俺を、振り切ろうとしているかのようだ。


両腿で、丸山の顔をパンパンパンと叩く。丸山の頭がグリンと一つ回る。
「おうん!」たまらず腰を引く。
丸山が腰をぐいと引き寄せる。「むんっ!」俺がたまらず上を向く。
グチュグチュグチュグチュグチュグチュ、という大きな音が聞こえる。

 

「がぁはっ・・・・・・ああっ!」
 

両腕で丸山の腰を強く抱きしめ、両膝をガクガクと振るわせる。

(まだまだっ)
きつい・・・でもこの技なら何とか踏ん張れる。

「ぐっ・・・おぉぉ・・・・!!」
膝を震わせながら、丸山の太い腰をがっちりと強く抱く。

 

丸山の頭の動きが激しくなる。この技でしとめるつもりか。
右ももで丸山の頬をパンパンと叩きながら、懸命に回復に努める。
「いいぞ丸山ー!!」ギャラリーから声がかかり、丸山の頭が激しく動く。

 

(させるか)
 

攻めさせながら丸山の左足を脇に巻き込み、ふくれた亀頭を口に含む。
俺が頭を左右に振る。・・・丸山の右腿のスジが動く。
すかさず丸山のマラを横に倒し、亀頭の横っ面を攻める。
「う、うん」

言いながら丸山が頭を動かす。たまらず俺も声を上げ、腰を跳ねる。
でも俺の技が効いているせいか、さっきほど技が強烈でない。

 

(・・・勝負だ、丸山)
俺は丸山の右膝に手を当てて股を開き、くわえた丸山の亀頭を舌で何度も転がす。
「うん・・・」丸山の膝が動く。責めが緩慢になる。
丸山は勃起力が強い。いったん効くとなかなか回復できない。
丸山の亀頭をくわえながら俺は頭で円を描き、十字を描く。
「うがっ」丸山の尻たぶがもくもくと動き、右腿がぴくんと跳ねる。

 

俺は頭を横に倒して、丸山の亀頭を横にくわえてウンウンとうなずく。
「うーん」丸山のケツが左右に振れる。・・・明らかに、嫌がっている。
さらにウンウンウンと早くうなずきながら、つかんだ右膝を手で動かしてやる。
丸山の口が一瞬止まり、思い出したようにまたグポグポと音を立てる。
(効いてる、効いてる)

 

俺はすかさず丸山をマットに倒し、がっちりと左ポンプ固めに入る。
バタバタともがく丸山。・・・でも後の祭りだ。
「んっ・・・んぐ」丸山の腰がズンズンと跳ねる。さすが柔道家、他の奴とはバネが違う。
俺は丸山の腰の跳ねを利用し、さらに強く呑み込んでグリグリと亀頭を撫でる。
「あぅ」丸山が口を放す。
「がっ・・・あっ」ヒクヒクと動く下半身を制し、頭を不規則に振る。
俺の技は強い。・・・きまっちまえば、こっちのもんだ。

 

「がぁーっ、あー」丸山が頭をブンブンと振り、俺の身体を腕でしめ上げてくる。
「ぐっへ」 さっきのお返しか。・・・万力のようなベアハッグだ。
(力が足りねえぜ・・・もっと締めてこいよおら)

 

かまわずフェラを続ける。丸山の足がばたつく。

丸山が右を向いてマットに頭をつけ、ビリビリと効いている。
呼吸が浅く、ハッハッと音が聞こえる。放出をこらえているらしい。
かまわず俺は頭をぐるり、ぐるりと回す。

 

(おら、もうすぐ楽にしてやるぜ) 

「うん・・・・うん」
丸山の広がりきった股ぐら。 真ん中にそそり立つ肉の柱。
俺は亀頭だけをくわえ、青筋の浮いた柱をみんなに見せてやる。
「丸山、頑張れー」
声援が飛ぶ。 俺の一方的な拷問を見かねたか。
それを押さえ込むように、俺が亀頭を小刻みに責め立てる。
「うっ・・・が」たまらず丸山の顔が横を向く。

 

丸山の腰が跳ね、 太い股が、俺の頭を必死にこする。
でかい亀頭がプクッとふくれ、しょっぱいガマン汁がにじみ出る。
(いっちまえーー)
俺の頭が小刻みに上下する。

 


・・・・

「《ぐちゅり》あぅん!」
 

とつぜん丸山が俺の頭を強い力で引っぱがす。
ギブアップだ。 「一本!」レフェリーが大きな声で一本を宣する。

「・・・・あぁっ・・・」
丸山が腰をピクピクふるわせながら、太いマラの先をじっと見つめる。
その目の前で、マラの先端から白いものがドロッと下に落ちる。
・・・この男も、ギブアップが間に合わなかったか。  

 

おおおおおっ、と会場がどよめく。

「・・・くっ・・・うううっ・・・・」
軽く反りかえった状態で、丸山の身体がピクピクと動く。

 

「・・・くそー、いっちゃった!」
自分の太い股間の先をティッシュで押さえながら、丸山が明るく大声を上げる。
「耐えらんなかったっす・・・負けちゃいましたよー」

「でも効いてたっすよねー、俺の技・・・」

「今日はイッてくれると思ったんだけどなあ。」

 


突然丸山が反撃に出た。・・・俺のマラをくわえたまま、頭を振る。
「・・・・・!!」強烈な攻め技。俺の腰を両腕でがっちりととらえる。
(うめぇっ)  俺の腰のマグマはすでに沸騰している。
勝負がついたとはいえ、このままでは丸山にいかされてしまう。

俺は自分の腰を丸山の頭ごと持ち上げ、ずんとマットに落とす。
 

「えぐっ」と声を出す丸山。 俺のマラが喉に突き立ったらしい。、
丸山のゆるんだ腹に強烈なこぶしを落とす。「ごふっ!」丸山の腕が解ける。

 

俺は丸山の腕をほどいてゆっくりと立ち上がり、丸山の胸板に右足をのせて
レフェリーの勝利宣言を受けた後、まだ仰向けで息の荒い丸山を尻目に黒パンに
足を通し、そのままゆうゆうとリングを降りた。

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