続いてさっそく一人の男がリングに上がる。
身長170センチ強の、どっしりした体格の男だ。85キロぐらいか。
30代後半の感じで、地黒の逞しい肉体にパンチパーマ、口ひげをたくわえている。
・・・やはり見たことのない顔だ。火曜日めったに顔を出さないせいか。
リング中央に構えて、対戦相手を待つ。
・・・試合慣れしているのか、なかなかの貫禄だ。
足首には輪ゴムが一本ついている。すでに一人しとめたらしい。
一人の男が手を挙げて、リングに上がる。
この男も同程度の体格だ。・・・色白でつるんとした肌に、真っ赤なビキニが映える。
短めに刈り込んだ髪と、大きい目が濃い顔立ちをいっそう際だたせる。
全体的にごつい筋肉の上に、脂肪も若干のっている。
パンチパーマ男より、やや若いぐらいか。・・・でも、パンチパーマ男の前に仁王立ちになり、
腕を組んでにらみつけるさまは、なかなか堂に入っている。
腕を組み、リング中央でにらみ合う。
30センチの距離。荒い鼻息がかかりそうだ。
因縁の対決を思わせる、張りつめたリング上。
磨き抜いた技を対戦相手にたたきつける意気込みを、ビンビン感じる。
・・・とはいえ、自分の技を全部出せた人間は、間違いなくその試合には勝てる。
この道場に来る男は、みな一般人を2,3発立て続けにいかせる力を持っている。
しかしたいていの人間は、対戦相手の全力技に思考回路を大きく狂わされ、
自分の力の半分も発揮できない。・・・この試合の怖いところだ。
俺自身、栗原をいかせる手をいくつも知っていながら、カモだったはずの栗原の強烈な技に
冷静さを失い、最後は自分がザーメンを思いきり噴いた。
・・・リング中央で、仲間の技を食ってザーメンを噴いて負ける。
リング上の二人も、何度もそれを経験しているだろう。
そして、今日もどちらかがザーメンを噴くのだ。
<カーン> ゴングが鳴った。
二人がいっせいに、がっぷり四つに組む。
しゃぶり合い。・・・太いチンコを、ねっとりとしゃぶりあう。
一見して、二人ともベテランと分かる。
頭を左右に振ったり、奥までくわえこんだり、効果を確かめながらゆっくりと頭を動かす。
ポーカーフェイス。どちらが効いてるか全く顔に出さない。
でも二人ともマラが赤黒く勃起し、太いスジがくっきりと浮いている。
効いているようだ。若手の試合なら、足をヒクヒク言わせているに違いない。
ベテランの試合は違う。・・・「ぴくん」という動き一つが、フィニッシュホールドの合図だ。
互いのマラを口蓋に当て、ねっとりと強くしゃぶりこむ。
プロの技だ。二人とも確実に仕事をしているような印象を受ける。
冷静に、じっくりと、確実に相手を料理していく両者。
・・・でも、仕事を「完遂」できるのは、この中の一方だけだ。
パンチパーマの頭が、かるく右に動く。・・・ピクッと色白の足が動く。
パンチパーマの動きが速まる。チャンスと踏んだか。
頭を左右に振りながら、ピストン運動を上下に送り込む。色白の左膝が左右に揺れる。
色白も負けずにパンチパーマのマラをくわえながら盛んに頭を揺らす。
パンチパーマの尻タブがクッ、クッと持ち上がる。
筋張ったパンチパーマの太マラを強く呑み込み、硬直したモノを曲げんばかりの力で
色白が頭を振ってみせる。唇を滑らせ、大きな音を立てる。
刺激の強さにたまらずパンチパーマが膝を開閉させる。
責め方に制限はない。・・・対戦相手をイカせる技なら、どんな技でもいい。
イヤがるパンチパーマ男の太い腰を固め、色白がガンガン頭を振る。
この動きを、パンチパーマ男は押さえられない。対戦相手の頭に触ったら、反則負けだ。
パンチパーマ男の顔が真っ赤になっている。・・・最大のこらえ所だ。
色白が、狂ったように頭を動かす。パンチパーマ男のふてぶてしいマラに、太い青スジが浮く。
「んー」と言いながら、パンチパーマ男がマラをくわえてがんがん頭を振る。
足をガクガクしているが、責めはかなり厳しい。
たまらず色白が大きく股を開いてこらえる。
パンチパーマ男が頭を突っ込む。 「あっぐ」色白が口を放す。
マットに右手をついて体を反らせ、色白男が頭をブンブン振る。
パンチパーマ男が小刻みに刺激をくわえる。 色白が身体を大きく開き、浅く息をする。
色白の股間の太い柱が大きく露出される。 赤黒く、カチカチにふくれている。
とっさにパンチパーマ男が体を入れ換え、色白男の身体に乗り上げる。
ばたばたともがく色白男。それをモノともせず、パンチパーマ男ががっちりとポンプ固めに入る。
「・・・ああぁ・・・」
ヒクつく色白男の太ももに挟まれながら、パンチパーマ男がぐちゅぐちゅと頭を上下させる。
色白のむっちりした太股が、対戦相手の頭をはさんで大きく開閉する。
相手の腰につぶされながら、色白男がバタバタともがく。
苦しまぎれにパンチパーマ男の腰を持ち上げ、太い男根を斜めにしゃぶる。
技がきいたか、パンチパーマ男の腰が左右に振れる。
パンチパーマ男が盛んに頭を動かし、色白の反撃を振り切る。
「あああ~」色白が押しつぶされた声を出す。
パンチパーマ男の太マラの根元が、色白の口から大きくのぞく。
パンチパーマ男が色白の両膝に手を掛け、力ずくで押し広げる。
マラを深くくわえ込む。 「・・・・!!」 ぐっちゅ、ぐっちゅと音がする。
色白の膝が、ガクガクと震える。 対戦相手のタマに額をつけ、色白が放出をこらえる。
パンチパーマが追い込む。色白男の太腿スジの動きを見ながら、冷静に頭を動かす。
「あうっ、ギブアップ」
色白がパンチパーマ男の頭を、両手でぐちゅっと引っぱがす。
カンカンカンカンカン、とゴングが叩き鳴らされる。
パンチパーマ男の勝ちだ。・・・途中で何度も土俵を割りかけながら、何とかこらえきった。
レフェリーに手を挙げられ、マラをビンビンに立てながら嬉しそうに勝ち名乗りを上げている。
色白も立ち上がり、大股になって中腰に膝を手で支えている。
責められて赤く膨張したマラから、一本糸を引いている。
パンチパーマ男の強烈なフィニッシュホールドに、ギブアップが遅れたようだ。
対戦相手をいいところまで追いつめながら、ギブアップもできないほど追い込まれて負けた。
苦い笑顔を浮かべながら、色白がギリッと歯を食いしばっている。
マラは依然として、糸を引きながらヒクヒクと痙攣している。