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吉田が少し驚いたように山本の顔を見る。 フェラは、山本の十八番だ。

「こないだは手コキで吉田さんが勝って、今日は俺が一勝だから、次はやっぱり決着戦でしょ

う、どうですか・・・」

 

二人の得意分野を考えれば、明らかにアンフェアな申し出だ。

山本は、今日の試合にかこつけて吉田にトドメを刺そうとしているらしい。

 

 

吉田も迷っている風だったが、すぐに大きな声で応じた。

「いいっすよ。・・・んじゃ、ここらで決着つけますか!」

・・・吉田自身、不利なのは重々わかっている。

しかし、ここで山本の挑戦を避けるわけにはいかないと思ったようだ。

 

 

 

さっきの試合の勢いが残った男根を大きくブラブラさせながら、山本と吉田がズンズンと足踏みしている。

「決着は・・・どうしますか?」山本が、また低い声で吉田にお伺いを立てる。

「・・・何言ってんですか・・・昇天ですよ昇天」

ちからづよく吉田が応える。

「いいんですか吉田さん、本当に・・・」山本が目尻に皺を寄せながら吉田に声をかける。

「本当にも何も、決着戦なんすから。たっぷり搾り取らしてもらいますよ。」

吉田の挑発に、山本が一層目を細める。・・・これを吉田に言わせるための会話なのだ。

・・・つくづく、勝負となったときの山本は本当に人が変わってしまうようだ。

 

 

「・・・すいません、またレフェリーお願いします。」

山本が俺に声をかける。もちろん俺も快く承諾する。

「・・・待ってください、俺はマラがまだ・・・」

吉田が慌てた声を出し、山本がニヤッと笑う。

「そうっすね、とりあえず洗ってきますか・・・俺はいつでもイイですから」

山本にそういわれて、吉田が悔しそうに山本の胸板をドンと突く。

「・・・くっそ、おぼえてろよ・・・」

吉田が肩をいからせてシャワールームに歩いていき、山本もそれに続く。

 

 

・・・・・・

 

 

吉田の回復を待って、2人がまた試合の体勢に入る。

69の状態で、両者とも互いの相手のマラをじっと見据えている。

まだ、2人のものはほぼフルに勃起している。シャワーで一時おさまっても、試合になれば

やはり回復してしまう。

「んじゃ、行きますよ・・・」

俺が2人に声をかける。2試合目のレフェリーだ。

 

 

「・・・・はじめぃ!!」

俺の言葉とともに、吉田ががばっと山本の股間にかぶりつく。

 

 

 

・・・しかし、山本は反応しない。

しばらく自分の股間に必死で口技を使う吉田を、じっと眺めている。

「・・・ほら、ほらもっと舌使って・・・」

山本がズン、ズン、と腰を使って吉田を突き上げる。

吉田が「うぐっ」と声を上げる。でも音を上げずに黙々とピストンを山本に打ち込む。

 

「・・・ほら、こんなんじゃ俺は倒せねえよ・・・」

ぐるん、ぐるん、と山本が腰を回す。しかし吉田もこんな動きでバランスを崩す男ではない。

ガッチリと突き立った山本の太マラを喉に突き立て、ぐいぐいと頭を振る。

若い相手なら、たまらない喉ファックだ。・・・しかし山本はニコニコとその様子を見ている。

 

「ほら、もっと喉をねばっこく・・・おぅっ・・・」

山本がピクンと反応する。・・・吉田が意地の喉技を打ち込んだようだ。

「・・・イイねえ、吉田さん・・・」

山本が気持ちよさそうに目を細めて吉田に声をかける。

吉田は相変わらずガンガンピストンを叩き込んでいる。・・・どういう状態であっても、

とりあえず山本を落としてやるつもりのようだ。

 

「・・・へへへ・・・そろそろ俺もやらせてもらうか・・・」

自分の目の前に突き立った吉田の男根の根元をガッチリとつかみ、ズブズブズブと一気に沈める。

「・・・・・!」

吉田がガクンと腰を反応させる。・・・どうやら、いきなり技がいいところに入ったようだ。

 

山本があおるように頭を左右に振りたてる。

「・・・むんっ・・・むんっ・・・」

吉田がグチュグチュと音を立てながら、喉から絞り出すような声を上げる。

ねちっこい頭の振りも、どこかぎこちない。

 

トントントントントン、と山本が頭を回す。山本の口から突き出た吉田の柱が、太いスジを浮かべている。

「・・・・ぐっふ・・・・ぐっふ・・・・」

山本が吉田の股間に頭を沈める度に、吉田のこもった声が出る。

吉田の太い足の付け根がぐいぐいと開閉し、腰も前後に強く突き上げる。

 

1分、2分と時間が経過する。・・・吉田も、土俵際で意地を見せる。

・・・しかしある瞬間、アッと言う短い声とともに突然吉田がたまらず口をぐちゅっと放す。

「ダウンッ!」俺が大きく声を張り上げる。

 

 

「・・・ぐ・・・ぐへっ・・・」

カウントは取らない。そこまでの取り決めがなかったこともあるが、このままではあっさりと

吉田が土俵を割ってしまいそうだったからだ。

 

 

「・・・吉田さん、ギブアップ?」

俺が吉田の顔の前で、あえて問いかけてやる。

「・・・いっ・・・いやいや、ノーノー!!・・・・」

腰を激しく振りながら、吉田が叫ぶように応える。

山本の激しいピストンに、吉田が目がぼうっと前を見据える。

意地でガマンしすぎたせいで、吉田ももう踏ん張りが効かなくなっている

 

 

「・・・・やべっ・・・ああっ・・・・」

 

吉田のせっぱ詰まった声。俺はあわてて道場隅のビニルコップ置き場に走る。

 

「・・・くそ・・・だっ・・・・・・・・だめだ・・・・」

試合場から、吉田のかすれた声が響きわたる。

 

 

 

 

「・・・・ああっ!!」

 

 

 

吉田が一発吠えると、山本の下でがくん、がくんと反応している。

吉田がどうなったのかは、誰の目にも明らかだ。

 

 

山本は吉田の身体の上に乗り上げたまま、岩のように動かない。

まだ吉田の放出が続いているのだろう。・・・大の字に組み敷かれている吉田のヒザが、

ガクンガクンと動いている。

 

吉田の痙攣が鎮まると、山本がぐちゅっと音を立てて顔をあげる。

俺がビニルコップを差し出すと、山本がその中にどろっと口の中のものを吐き出す。

「一本! それまでぇ!!」

俺は大きく声を張り上げる。またも山本の一本勝ちだ。

 

 

 

「吉田さん、濃いのが出たねえ・・・まだまだいけるじゃないすか・・・」

山本が股間をガッチリと立てたまま、倒れている吉田に声をかける。

「いやあ、くっそ・・・やっぱかなわねぇや・・・・・・」

吉田が悔しそうに少し顔をゆがめる。いくら半ばわかっていたとはいえ、同じ相手に対して

フェラと手コキの両方で一気に沈められ、ザーメンまで噴いてしまった吉田としては、悔し

さもひとしおだろう。

 

「一本勝ち!」俺が山本の太い腕を大きく差し上げ、山本が笑顔でそれに応じる。

「・・・くっそ・・・完敗っす・・・」吉田がガクッとうなだれる。

「ほら、吉田さん・・・」山本がガッチリと立った男根を、吉田の鼻先に突き出す。

例の儀式が、始まるのだ。

 

 

しかし、吉田はそれを両手で制し、意外な言葉を言った。

「いいっすよ、私はもう・・・それより、寺田さんとやってみたらどうですか?」

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